長年、教師をしていてわかったことの1つに、
ノートを見るとその生徒の学力がだいたい分かることがあります。
ノートに書いてある内容が、その生徒の思考回路と言っても過言ではありません。
そもそも、何のためにノートを書くのでしょうか?
ノート(note)とは気づき(notice)を書くものです。
書くという行為は「記録」「整理」「伝達」の3つの役割があります。
授業中にノートをとる時のコツの1つは、
ノート全体に大きく余白をとることです。
この余白はノートを見やすくするためだけではありません。
この余白は授業中の先生の解説をメモしたり、
授業後の復習の際に調べた知識などの追加情報を書き込むためです。
それにより知識の穴や自分の弱点を補強し、
より理解を深め学習効率を高めることができます。
先生の板書をノートに写すだけで満足するのではなく、
「何のためにノートを書くのか」を考えることが大切です。