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思い出話・其の壱

自分にとって地元小松から離れられる初めての機会が「大学生活」でした。

せっかく地元から離れられるなら、大学時代にしか経験できないことをしたい。

そうして進学したのが、北海道十勝のど真ん中にある「帯広畜産大学」でした。

 

古き良き昭和の雰囲気を残した大学自治寮での暮らし。

男子学生約200人が大学4年間共同で生活し、

毎日が修学旅行のように慌ただしく楽しい日々でした。

 

過去日本一にもなったことのある伝統ある馬術部への入部。

単なる好奇心から入部した結果、朝5時から練習が始まり

4年間ほとんど休みもなく本当に馬漬けの充実した日々でした。

 

いろんな楽しいことがあった大学時代でしたが、

今振り返って一番良かったことはその時代に出会えた人たちとの縁です。

人それぞれに人それぞれの進む道があって、その道が重なる瞬間が「縁」になります。

一緒に青春を謳歌した友人たちは今、全国各地で自分の道を前進しています。

数年に一度しか会えませんが、友人たちの活躍は大きな刺激になります。

人との出会いを大切にし、これからも良い縁を結んでいきたいと思います。