克己心(こっきしん)とは、自分の欲望や邪念を制し、
甘えることなく目標を目指そうとする強い精神を意味します。
人は欲望や誘惑に弱い生き物です。
「おもいきり遊びたい」「できるだけ楽をしたい」
心の中からはそんな小さな声がいつも漏れてきます。
長い道のりの中でいくら高い目標を掲げても、
目の前の甘い誘惑にはなかなか勝つことができません。
克己心を養い、自分の弱さを克服するための方法はあるのでしょうか?
それは「日々の訓練」しかありません。
一日一日自分ができる最大限の努力をして、それを継続させるしかありません。
自分の弱さを克服できるのは、結局「自分」しかいないのです。
また工夫してできることがあるとすれば、
誘惑や欲望を断ち切るための環境作りです。
ゲームやスマホが勉強の妨げになるのなら、
それらのものは勉強時に身の回りに置かないマイルールを徹底する。
それでもどうしても邪魔になり誘惑に負けるならば、
試験や入試が終わるまで、それらを売るなどして物理的にできないようにすることです。
私は今までそういう厳しいルールを自分に課してきた生徒を何人も見てきました。
「目標達成するまでは、一切テレビを見ない」
「目標達成するまでは、一切ゲームをしない」
「目標達成するまでは、一切スマホを触らない」
自分の人生にとって、今するべきことは何なのか?
自分の人生にとって、大切なことは何なのか?
自分の人生にとって、本当に価値あるものは何なのか?
その問いに真剣に向き合える人ならば、その答えは明白です。