石川県公立高校入試の国語では、例年大問5で200字程度の「課題作文」が出題されます。
配点が10点で、国語が多少苦手な生徒でもしっかり対策を立てれば必ず得点ができる問題です。
逆を言えば何も対策もせず練習しないと得点できないので、早い時期からしっかりと対策すべき問題です。
採点は減点方式なので、いかに減点されないように限られた時間で書くかが大切になります。
注意点は5つあります。
①作文にかける目安の時間配分は約10分。時間内に9割(180字)以上の字数を書く。
字数が少なかったり、未完成の文では大きな減点対象になります。
②誤字・脱字・送り仮名の誤りをなくす。普段から正しい漢字を書けるように練習する。
また難しい漢字はあまり使わず、知っている範囲の漢字で書くことも心掛けてください。
③文体を「です」「である」調に統一させる。また「思います」を何度も繰り返して使わない。
④話し言葉は使わない。「けど」「やっぱり」「僕」などは用いない。
⑤一文をできるだけ短く書く。「ので」「して」をあまり用いずに書くとよい。
特に①の注意点が大切になります。
普段、文章が書き慣れていない生徒にとって10分以内で約200字のしっかりとした作文を書くことは難しいです。
高校入試の過去問などを利用して、課題作文を書く練習を重ねることが効果的です。
とにかく練習あるのみです。
また作文は自己採点しづらいので、採点は学校や塾の先生にお願いするといいでしょう。
丁寧に練習すれば、全員が減点なしで高得点が狙える問題です。
国語や作文が苦手に感じる人ほど練習をすることをお勧めします。