最近の新聞記事の片隅にひっそりと掲載されていました。
「日本の英語力 過去最低87位」
「若い世代低下」
2023年の英語能力指数ランキングが発表され、
日本は調査対象113カ国中の87位、アジア23カ国中の15位。
日本は11年の調査発表以来、ほぼ毎年順位の下落が続いています。
実際に英語教育に携わる身としては衝撃的なニュースであり、
また肌身で感じていた事が証明されたように感じます。
公教育は数年前より小学校の英語教育必修化などさまざまな教育改革がなされてきましたが、
全く実を結んでいないことが世界標準のデータとして証明されました。
私自身は私教育者として、生徒の学力や英語力にそのことを以前より実感していました。
使い古された「学力低下」という言葉は、
公教育の現場ではもう見て見ぬふりをしているような状況です。
時代の流れにより、特に公教育の現場では厳しく指導するのが難しくなっています。
学校の先生は新学習指導要領という制約の中で、
様々な学力と特性を持つ生徒を集団指導しなければなりません。
先生自身がゴールがどこなのかも分からず、
生徒一人ひとりがバラバラに走り続けているような状況です。
中学生や保護者の方はできるだけ早く本屋さんに行って、
「石川県公立高校入試過去問題」を見てみることをお勧めします。
志望校の合格ラインに達する学力を身に付けるのは、
生徒自身の行動と選択に委ねられています。
今は「自分で自分を教育する時代」です。