高校入試に必要な英単語力

高校入試にどれぐらいの英単語力が必要なのかご存知でしょうか?

 

新学習指導要領の導入により、中学3年間で学習する単語量は以前より増加しています。

教科書では以前には掲載されていなかった難しい英単語を見かけられます。

受験生は教科書にある英単語を入試のために、全て覚えなければならないのでしょうか?

答は「NO」です。

 

ここ数年の石川県公立高校入試問題英語を解いてみると、毎年、使われている単語が共通していることが分かります。

よく出てくる単語は、understand / different / traditionalなどがあります。

また基本的な単語でありながら、意外に生徒が訳せない単語として、each / should / otherなどがあります。

教科書に出てくる専門的な難しい単語は、ほとんど入試には出てきません。

教科書内の英単語数は増加していますが、入試に必要な英単語の数は限られています。

入試に必要な英単語は多そうに見えて、実際にはそれほどではありません。

 

しかし、英単語力は自然と身に付くものではありません。

また学校の教科書や問題集を勉強するだけで、全て暗記できるものでもありません。

普段から英語の問題を解く中で、分からない単語の意味を調べて、積極的に意識して覚えようとしなければなりません。

暗記用のノートや単語カードを作ったりして、繰り返し復習することが効果的です。

 

新しい長文を読むたびに、分からない単語だらけでは長文読解以前の問題です。

英語の成績が上がらない生徒は長文を読む際に、分かっている単語だけを組み合わせて「なんとなく」訳して、「なんとなく」長文全体の意味を把握する悪い癖が直りません。

高校入試英語における長文読解力を身に付けるには、まずは英単語力を身に付けなければなりません。

英単語力を身に付けるには、他人任せにするのではなく、自分自身の創意工夫と努力で勉強するしかありません。

覚えるか覚えないかは、やるかやらないかは、生徒本人次第です。

(梯学舎では、入試対策用の単語テストを用意しています)