理科社会の大切な基本基礎は「用語力」です。
近年、高校入試では記述問題が増加したため、応用力や総合力が問われる傾向があります。
だからといって、普段の勉強でも難しい問題を多く解く必要はありません。
教科書の中で太字の「重要な用語」を一つひとつ覚えて、その用語の意味を理解して、しっかり説明できるようになることが大切です。
「用語力」を身に付けるのに、役立つ王道勉強法が2つあります。
1つ目は「一問一答」形式問題を徹底反復することです。
入試に必要な多くの用語を短期間で、すべて暗記できるわけがありません。
暗記するのに大切なのは覚えていない用語を繰り返し復習し、脳が必要な情報と認識し、長期記憶として定着させることです。
「用語力」を鍛えるには、筋力を鍛えるように長期間の地道なトレーニング(反復学習)が大切です。
一問一答形式の問題は「整理と研究」内にあったり、市販の専用問題集もあります。
特に理科社会に苦手意識があり、なかなか平均点以上をとれない中学生はまずは一問一答から勉強を始めることをお勧めします。
2つ目は「用語集」で調べることです。
分からない用語の意味を正しく理解しようとした時、教科書等ではどうしても調べにくい場合があります。
そんな時は市販の「中学理科用語集」「中学社会用語集」が役に立ちます。
辞書のように、分からない用語をピンポイントで詳しく調べることができます。
国語には国語辞典、英語には英和辞典が必要なように、理科社会にも必ず「用語集」が必要だと感じています。
分からない事柄をそのまま曖昧に理解しているようでは、正しい知識が定着するわけがありません。
「分からないことは、すぐに調べる」
そんな習慣が学力向上の土台になります。