「矯めるなら若木のうち(ためるならわかぎのうち)」の諺の意味は、悪い癖や欠点を直せるのは、柔軟性のある若いうちで成長してからでは直しにくいものだ、ということです。
近年、中学受験などの早期教育が注目されています。早期教育の是非は、各家庭の教育に対する価値観次第だと思います。しかしこの諺の意味する内容は、私個人の今までの経験から非常に共感できる部分があります。全ての中学生は勉強法に「癖」があります。中学1年春の時点で、1時間も指導すれば、その生徒の勉強の癖が見えてきます。「良い癖」を身に付けている生徒もいれば、「悪い癖」を身に付けている生徒もいます。勉強が苦手な生徒の多くは「悪い癖」が非常に目立ちます。
主に「悪い癖」は3つあります。
①わからないことをそのままにする
②いい加減に丸付けをする
③反復学習をしない
梯学舎では、新しく入塾した生徒にこれらの悪い癖を直すことから丁寧に指導します。肝心なのは悪い癖はすぐに直らないので、改善するまで何度もアドバイスすることです。人は一度身に付けた癖はなかなか直りません。例えば雑な字を書く生徒にきれいな字を書くように指導しても、すぐにきれいな字は書けません。悪い癖を直すためには、生徒の気持ちや意識が変わるまで何度も何度も指導しなければなりません。
悪い癖のまま勉強するのは、非常に効率が悪いです。中学3年生の2学期以降、受験勉強を始める時期から「正しい勉強法」を身に付け、成績を上げるのはとても時間がかかります。できるだけ早い時期から良い癖を身に付け、正しい勉強法で効率よく勉強することをお勧めします。梯学舎では、経験豊富な専任講師が1対1で継続的に正しい勉強法を指導します。